ベンチプレスには「ノーギア」と「フルギア」の2つの競技があります。
専用のベンチプレスシャツ(ベンチシャツ)を着用してベンチプレスを行うことをフルギアと言います。
ベンチプレスシャツ(ベンチシャツ)を着用しないで(通常の)ベンチプレスのことをノーギアと言います。
ベンチプレス「フルギア」とは
「フルギア」とは、ベンチプレス競技専用のシャツです。
「フルギア」を着用することにより反発力やアシスト効果により通常よりもベンチプレスの挙上をサポートする効果があり、技術次第でノーギアの記録よりも自分の体重~100キロくらいプラスした重量が挙がることもあります。
フルギアのベンチシャツとは
ベンチプレスシャツは、一般的なTシャツとは異なり、非常に硬い生地が使われており、反発、アシスト効果を生み出すための構造になっています。
「フルギア」の競技では専用の硬いベンチプレスシャツ(ベンチシャツ、ベンチスーツ)を着用してベンチプレスを行いますが、ベンチプレスシャツ(ベンチシャツ、ベンチスーツ)は1人で着れません。1人で脱ぐ事も出来ません。
着用すると手が斜め下前に向いたままになってしまいますし、ある程度の重量を持たないと肘を曲げることすら出来ません。
一人で着れてしまうようなベンチシャツはサイズが合ってなく、ベンチシャツの効果は発揮出来ません。
ベンチシャツは購入したままでは十分な効果を発揮できず、個々の体型にあわせて(IPF国際パワーリフティング連盟の規定違反にならないように)縫い縮める必要があり、詰め方次第でベンチシャツ効果は大きく左右されます。
フルギアは高重量を扱える
フルギアを着用するとノーギアよりも高重量を扱う事が出来ます。それは技術次第でノーギアの記録よりも自分の体重~100キロくらいプラスした重量が挙がるようになります。但しフルギアは、力だけでなく、ベンチシャツを使いこなす能力も必要とされます。
素人がベンチシャツを着用したからと言って高重量を挙げる事が出来るかと言うと絶対に無理です。ベンチシャツは硬く、腕がほぼ固定されているのでラックアップをするだけでも大変です。熟練のテクニックがあれば高重量が扱う事が出来ますが、ノーギアに比べて筋力、筋肉量が必要な競技です。
フルギアの歴史
実は、国際大会、全日本大会ではフルギアしか無く、ノーギアの方が後から大会の種目が出来たというベンチプレスの歴史があります。
現在、日本ではジャパンクラシックという大会でフルギアの大会が行われています。
フルギアで失格になることもある
フルギアでのベンチシャツは硬いので、ある程度の重量とテクニックが無ければバーベルを下ろす事も出来ません。
試合でノーギアなら重量を落とせば確実に成功できますが、フルギアでベンチシャツを着て重量を落とした場合は胸に下りず失格になるということもあります。
フルギアのベンチプレッサーの見解
ノーギアはテクニックによって相応の重量でも上げられる一方、フルギアは十分な筋肉が無いと全く持ち上がらないと言っているベンチプレッサーは多いです。
ベンチプレス「ノーギア」とは
「ノーギア」はベンチプレスシャツ(ベンチシャツ、ベンチスーツ)を着用しない事ですが、大会ではシングレット(吊りパン)を着用します。
通常のジムで行っているTシャツ、トレーニングパンツでのベンチプレスもベンチシャツを着ていないのでノーギアと言えます。
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