ベンチプレス重量が停滞して伸びない時の停滞期打破の方法

ベンチプレスの停滞期とは

ベンチプレスの停滞期とは同じ体重、同じフォーム、同じ条件で、今まで挙がっていた重量が挙がらなくなった期間の事を停滞期と言います。

逆に、体重を減らした。フォームを変えた。ベンチプレスの台やシートが変わったなど条件が変わった。1回だけ、1日だけ挙がらない。などは、原因があるので停滞期とは言いません。

停滞期は誰にでもある?

多くのベンチプレッサーや、ジムでベンチプレスを行っている方のほとんどの人が、何度も停滞期になっています。
自分だけ停滞期になっている訳ではありません。
停滞期は、初心者、上級者に限らず誰にでも停滞期は必ずやってきます。
大前提で「停滞期は誰にでもあるものだ」という認識で、モチベーションを下げずにベンチプレスを継続しなければいけません。

なぜ停滞期になるの?

「これ以上重量を挙げると身体が壊れる」と脳や神経が身体に伝えているようです。
筋肉や関節、骨、神経などの成長と、挙げる重量が伴ってない場合に停滞期は訪れます。
停滞期は、ある程度トレーニングが習慣化し慣れてきた頃に訪れます。
脳もトレーニングに慣れるので、今まで通りのトレーニングを続けているはずが、効果が薄れてしまうのです。
人間の身体は、過酷なトレーニングでも続けていくうちに身体が慣れてしまいます。
同じメニューを継続的に続けることで、筋肉や神経が成長し、身体の負担も少なくなっていきます。
筋肉や神経がが成長すればするほど、筋肉の超回復のために必要な休養や栄養は増加します。
そのため、今まで以上に休養や栄養補給が必要になりますが、それを加減出来てないと回復が足りず、停滞期に陥るのです。

停滞期打破の方法

早く停滞期から抜け出す方法はありません。はっきり言って、多少の期間が必要です。
停滞期は脳や神経の怪我とイメージしてください。
切り傷が何かの治療をしたから瞬間的に治る事は無いでしょう。それと同じで、停滞期から抜け出すには最低限の期間が必要です。
どのくらいの期間が必要かと言うと、傷の程度によって変わってきます。
停滞期の傷の深さは目では見えないので、はっきりとした期間は分かりません。

停滞期から抜け出す方法


上のグラフで言うと10月からの停滞期は、5月の状態に戻ったと言う例です。
停滞期と言うよりも「今までよりも挙がらなくなった」という、ひどい例です。
実際、多くの人にある事です。
逆に「挙がる重量が伸びなくて停滞している」というのはマシな方です。
ベンチプレス歴10年以上の人なんて5年間停滞期。なんて事もあります。(もはや停滞期とは言わないかも)
では、どうやって停滞期から抜け出すかと言うと、ベンチプレス歴3年未満くらいの人だとベンチプレスのメニューを変えて、今まで使っていた筋肉と違う筋肉に刺激を与えるのが手っ取り早い方法です。
同じベンチプレスでも、ナローベンチプレスや、足上げベンチプレス、足上げナローベンチプレスなど今まで使ったいなかった筋肉に刺激を与えるメニューを取り入れて、地道に時間を掛けてトレーニングを行うしかありません。
今すぐに停滞期を抜け出す方法など存在しません。
1ヶ月で停滞期を抜け出せる場合もありますし、半年以上停滞期を抜け出せない場合もありますが、地道にコツコツと、モチベーションを保ちながらベンチプレスを楽しんで行う事で、いつかは停滞期から必ず抜け出せます。

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