ベンチプレスの大会前調整・ピーキングプログラム

ピーキングの方法【鈴木佑輔選手編】

203kgを挙げる4週間でのピーキングプログラム

・週に3回しかベンチプレスを行わない。
・徐々に重量を増やしていく。
・4週目に近づくにつれて疲労を完全に抜く。
・1週目は補助種目を行うが、4週目に近づくにつれて補助種目を無くす。

鈴木佑輔選手のピーキング方法

1週目 2週目 3週目 4週目
月曜日 200kg✕3回 202.5kg✕3回 205kg✕3回 207.5kg✕3回
水曜日 207.5kg✕2回 210kg✕2回 212.5kg✕2回 215kg✕2回
金曜日 215kg✕1回 217.5kg✕1回 220kg✕1回 MAX重量(203kg)

鈴木佑輔選手のピーキング YouTube

我々が鈴木佑輔選手のピーキングを行う方法

1週目 2週目 3週目 4週目
月曜日 目標の90%✕3 目標の90%+2.5kg✕3回 目標の90%+5kg✕3回 目標の90%+7.5kg✕3回
水曜日 目標の90%+7.5kg✕2回 目標の90%+10kg✕2回 目標の90%+12.5kg✕2回 目標の90%+15kg✕2回
金曜日 目標の90%+15kg✕1回 目標の90%+17.5kg✕1回 目標の90%+20kg✕1回 MAX重量

目標の90%+20kgなど、目標重量が少ない場合は目標の重量を超えるので
要するに
・4週間前からピーキングを始める
・週に3回しかベンチプレスを行わない。
・月曜日は1回の日、水曜日は2回の日、金曜日は3回の日
・徐々に重量を増やしていく。
・4週目に近づくにつれて疲労を完全に抜く。
・1週目は補助種目を行うが、4週目に近づくにつれて補助種目を無くす。

という点を重要視すれば良いでしょう。

ピーキングの方法【児玉大紀選手編】

児玉大紀選手のピーキング方法

ピーキングをするんですか?
答えはノーです。
そんなことしてるから試合での成功率が下がるんですよ。
これも毎日たんたんと同じことをやるだけで成功率は上っていきます。
試合前にだけ重たいものを持って行って強くなれるわけがないでしょ!!
試合前にだけフルギアして強くなれるわけないでしょ!!!
そんな楽して強くなれたら苦労しませんよ。
もっと毎日しっかりやっていかないと絶対につよくなれません。
児玉大紀オフィシャルブログより

試合前の1週間、毎日220kgを挙げる児玉大紀選手の YouTube
 
児玉選手にはピーキングは無いようです。
日々、重たいものを持たないと強くなれないという理論です。
この方法が我々の現状に当てはまるか分かりませんが、合っている人もいるでしょうし、出来ない人も多いのではないでしょうか。

児玉選手の試合前のピーキングのYouTube

2022年2月27日、児玉選手の試合前のピーキングのYouTubeがUPされましたので追加します。


非常に、非常に為になる話しです。是非、見てください。

ピーキングの方法【齊藤敬太選手編】

齊藤敬太選手のピーキング方法

丁寧期 低重量
MAXは本番まで持たない
我慢期 中重量
第2試技程度までの重量で、絶対にフォームが崩れない、絶対につぶれない重量)高重量丁寧に走らず力だけでのベンチプレス
MAXは本番まで持たない
爆発期 瞬発力の練習クイックベンチ
MAXは本番まで持たない
試合前 試合3日前で練習は終わり。2日間はベンチプレス練習を休む

齊藤敬太選手のピーキング YouTube
 
1日何セットや何日に何回ベンチプレスを行うかの詳しい情報は無いのですが
・徐々に重量を増やしていく。
・MAX重量の前に疲労を抜く。

という点では共通点がありますね。

ピーキングの方法【飛田渉選手編】

飛田渉選手のピーキング方法

飛田渉選手のYouTubeをほとんど見ましたが詳しくピーキングを話している動画は少なく、ピーキングは普段のメインセットの10✕10が重量を増やして5✕5になり3✕5にする感じです。
しかし、エブリベンチで普段からMAX重量付近をよく行っているし、基本セットは決めたメニューを淡々と行って、出来たら重量UP。更に新たな挑戦を日々研究しているイメージです。
飛田渉選手の大会1ヶ月前の練習 YouTube
飛田渉選手の大会1週間前の練習 YouTube

ピーキングの方法【まとめ】

ベンチプレスのピーキングの方法は様々な方法があります。大会前のピーキング無しの人もいますし、自分に合った形のピーキングを見つけるにも時間が掛かります。成功したとしても、前回と同じ方法でピーキングを行っても次は成功するとは限りません。ピーキングとは、何度も何度もピーキングを経験して、自分なりのピーキング方法を築いていく事になるでしょう。
 
ただ、多くの人が言っているように、大会2~4日前には練習を終え、疲労を完全に抜いた状態で大会でMAX重量に挑むのは共通点だろう。
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