ベンチプレスでお尻はベンチ台にどれくらい接すれば良いのか?

ベンチプレスの大会でのルールで、ベンチ台にお尻を付けたままベンチプレスを行うというルールがあります。

ベンチ台とお尻のJPA公式ルール

JPAの公式ルールに

リフターは頭、両肩、両臀部がベンチ台の面に接触するよう仰向けに寝なければならない。

と、書いてあります。
両臀部(お尻)がベンチ台の面に接触した状態でないと主審は「スタート」の指示が出されません。
その、両臀部(お尻)がベンチ台の面に接触した状態のまま、ベンチプレスを行い、主審の「ラック」の合図が出るまで保たないといけません。

ベンチ台とお尻は、どれくらい接すれば良いのか?

JPAの公式ルールには

試技中に頭、肩、臀部、手の位置が始めの位置からずれると反則。
臀部は、側方から見ても一点ではなく、ある程度の面としてベンチ台に接していなければ ならない。

と、書いてあります。

要するに
両臀部(お尻)とベンチ台の接触が点での接触ではダメで、面での接触でないとダメという事です。

ベンチ台とお尻の接触

ベンチプレスお尻

ベンチ台とお尻の接触が0%
お尻が一瞬でも浮くと失格。
ベンチ台とお尻の接触が10%
最初(スタート)から最後(ラック)まで、ベンチ台とお尻の接触が点で接触する瞬間があると失格。(審判により微妙な時がある)
ベンチ台とお尻の接触が30%
最初(スタート)から最後(ラック)まで、ベンチ台とお尻の接触が面で接触していれば合格。
ベンチ台とお尻が30%程度の接触を保つという事は、ブリッジも高くなりシャフトの可動域が少しでも短くなり有利。そして、足の力を100%使えている証拠なのでパワーがバーベルに伝わり、より高重量が挙がる確率が高くなる。
ベンチ台とお尻の接触が100%
最初(スタート)から最後(ラック)まで、ベンチ台とお尻の接触が面で接触していれば合格だが、もったいない。
ベンチ台とお尻がベッタリ付くという事は、ブリッジも高くなりにくく、シャフトの可動域が少しでも短くならないので不利。
そして、足の力を100%使えていない証拠なのでパワーがバーベルに伝わりくく、より高重量が挙がる確率が低くなる。

ベンチ台とお尻の接触は30%

ベンチ台とお尻の接触は30%程度がベストです。
30%は感覚ですが、ベンチ台にお尻がベッタリ付かず、ベンチ台にお尻が点で付くのではダメです。
ギリギリ面でベンチ台にお尻が付く程度を攻めないといけません。
シャフトを胸に付けて切り返す瞬間に力が入り、お尻が浮く事がありますが、そこは練習で絶対に浮かない、点で接触にならない程度を自分で身につけていくしかありません。
結果
最初(スタート)から最後(ラック)まで、ギリギリでベンチ台にお尻が付く程度で、ブリッジも高くしてシャフトの可動域を少しでも短くして、足の力を100%使って、足のパワーをバーベルに伝えて、より高重量が挙げましょう。

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